日本三大稲荷
全国には、秋葉神社、諏訪神社、稲荷神社など、多くの神社があります。
法人登記されている神社で言うと、約4800登記がある八幡神社に続いて、法人登記数が多いのが2600以上の登記数がある稲荷神社です。
また法人登記されていない神社まで含めると、全神社の4割弱が全国に約3万社ある稲荷神社になります。
それほど、稲荷信仰は、日本人に密着しています。
そんな稲荷信仰の中でも、特に日本三大稲荷と呼ばれる主なところを紹介したいと思います。
また日本三大稲荷と言いますが、実際そう呼ばれているところは10以上あり、それぞれに様々な組み合わせがあります。
ただ、どの組み合わせでも、必ず入っているのが、最初に紹介する伏見稲荷大社です。
では、伏見稲荷大社から紹介していきたいと思います。
伏見稲荷大社
稲荷信仰の中心であり、全国的にも有名な京都市伏見区にある神社系稲荷の総本社です。千本鳥居も有名ですね。
画像(伏見稲荷大社ホームページより)
豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)
愛知県豊川市にある寺院系稲荷神です。仏教系では、お稲荷様を吒枳尼眞天(だきにしんてん)と呼びます。
大岡越前守忠相が、東京元赤坂に勧請した豊川稲荷東京別院の本寺になります。
本殿から奥の院に向かう途中に、霊狐塚という場所があり、そこには五百羅漢像のように、狐像が並んでいます。
画像(豊川稲荷ホームページより)
祐徳稲荷神社
佐賀県鹿島市にある稲荷神社です。参詣者数は、太宰府天満宮に次ぐ九州トップクラスです。本殿が京都清水寺のような舞台造で、その見上げる高さに圧倒されます。
画像(祐徳稲荷神社公式インスタグラムより)
以上、伏見稲荷・豊川稲荷・祐徳稲荷の2社1寺院は、徳川光圀の『大日本史』で日本三大稲荷として記録されています。
最上稲荷(稲荷山妙教寺)
岡山県岡山市にある豊川稲荷と同じ仏教系の稲荷神になります。仏教系寺院ですが、大鳥居があったり、本殿に神社のような巨大しめ縄があったりします。
画像(最上稲荷ホームページより)
笠間稲荷神社
茨城県笠間市にある稲荷神社です。紋三郎稲荷の愛称で知られた関東の稲荷信仰の中心です。
画像(笠間稲荷神社ホームページより)
太鼓谷稲成神社
島根県津和野町にある稲荷神社です。参道の鳥居が有名です。
画像(太鼓谷稲成神社ホームページより)
他にも、岐阜の千代保稲荷神社、宮城県の竹駒神社、大阪の瓢箪山稲荷神社といった日本三大稲荷に挙げられる神社があります。