「今回は注文取引についてです。最初は、注文取引が出来る時間になります。取引所により、時間等は異なるところもあるのですが、代表的な取引所である東証(東京証券取引所)の現物株式の取引時間は、月曜から金曜の午前9時から11時(午前)、12時半から15時(午後)になります。その日の終わりを大引けと言って、東証は15時ですが、15時10分や15時30分が大引けとなる取引所もあったりします。」
「その時間しか取引できないのですか?」
「他にもPTSといって、取引所が開いていない時間帯でも、証券会社のネットワークを通して、取引所を介さず株の売買を行う事が出来る場もあります。
夜でも取引出来て、手数料も安かったりといったメリットもあったりしますが、取引の参加者が少なく、取引が成立しないというデメリットもあったりします。」
「あと株の取引で、指値や成り行きなどもよく聞くのですが・・・」
「成り行きというのは、その時の市場の値段で株の売買を行う事で、指値とは、いくらで買う、いくらで売るというのを指定する注文方法です。指値では買いたい額より下の株価になった時に買い注文が成立し、売りたい額より株価が上回った時に売り注文が成立します。
売る方にとったら、指値で市場価格より高い買値を出してる人に売る方が得ですし、買う方にとったら、指値で市場価格より低い売値を出してる人から買う方が得ですね。
ただ指値では、取引が成立しない事もあります。
また売り買いを指値にする場合、買い注文は成り行き、売り注文は指値にした方が上手くいく事が多いようです。」
次回は信用取引です。
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