FX）ローソク足の組み合わせパターン

（テクニカル分析）

「株式投資やFXで使えるローソク足の組み合わせパターンを以下に示します。
少額で、5分足・時間足・日足・週足・月足などのパターンで当てはめて取引しながら、経験を積む事で深く理解出来ていくと思います。」

　　　
かぶせ線

大陽線の後に大陽線の高値を超える陰線が現れ、その陰線の引け値がその前の大陽線の中に入り込む大陰線。上昇トレンド中に表れたら、買いの勢いの衰えを意味し、大陰線の引け値が前の大陽線の実体の真ん中より下回った時は大きく勢いが衰えているサインとなり下値への転換点となる事が多い。

　　　　　　　
　　　

はらみ線

大陽線や大陰線の後に小陽線や小陰線が現れて、その前の大陽線や大陰線の範囲内に、後の小陰線や小陽線の高値～低値が入り込む形になるもの。

大陽線または大陰線の高値＞小陽線または小陰線の高値
大陽線または大陰線の低値＜小陽線または小陰線の低値
　　　　　
　　　　
陽の陰はらみ（上昇相場の時）
大陽線の後の小陰線が大陽線の範囲内に入り込む形になったもの。小陰線の後に小陰線の高値を上回る陽線が出たら上昇に向かう可能性が高く、小陰線の後に小陰線の低値を下回る陰線が現れたらトレンドは下に向かう（転換点）。

　　　　　　
陽の陽はらみ（上昇相場の時）
大陽線の後に小陽線が現れ、小陽線がその前の大陽線の範囲内に入り込む形になるもの。高値警戒感が生じ、トレンドが下に向かう時のサイン。

　　　　
陰の陽はらみ（下落相場の時）
前の大陰線の範囲内に後の小陽線が入り込む形のもの。小陽線の後に小陽線を上回る陽線が出たら、上昇相場への転換点。小陽線の後に小陽線を下回る陰線が出たら、下落傾向がさらに継続する。

　　　　　　
陰の陰はらみ（下落相場の時）
大陰線の後の小陰線が大陰線の範囲内に入り込む形のもの。底値から上昇トレンドに転換する可能性が高い時。小陰線の後に小陰線を包むような大陽線や小陰線を上回る陽線が現れたら、上昇トレンドへ転換する可能性も高い。

　　　
たすき線

陰のたすき線
陽線の後に陰線が現れて（陰線の安値が）陽線の安値を下回ったもの。これが上昇相場で現れた時は、上昇相場の調整局面の一時的な安値となり、その後の上昇継続につながる事が多い。名前は陰だが、さらなる上昇への前兆となる。

　　　　　
陽のたすき線
陰線の後に陰線に入り込む形で陽線が現れ、陽線の引値つまり終値が前の陰線の高値を超えたもの。下落相場の時の上昇相場への転換点、もしくは、さらなる下落に向けた一時的な戻り高。

包み線（抱き線）

前のローソクの実体より後のローソクの実体が長く、後のローソクの長さが上から下まで前のローソクを包むような長さになったもの。

下落相場で長い陽線の包み線が現れた時は、たいていの場合、買い圧力が強く上昇相場への転換点となる。上昇相場で長い陰線の包み線が現れた時は、たいていの場合、売り圧力が強い下落相場への転換点となる。

陰線の後、陽線の包み線（下落相場での買いサイン）

　　　
陽線の後、陰線の包み線（上昇相場での売りサイン）

　　　　　　

窓

前の高値とその後の低値、もしくは、前の低値とその後の高値の間に取引が成立しない価格帯が出来て、前のローソクとその後のローソクの間に隙間が出来て、2つのローソクの間にかぶる取引価格がなかったもの。
上昇相場の時、陽線の後に上方向の陽線が現れ、窓を空けると、さらなる上昇へのサイン、もしくはそこが天井で下落相場への転換点。
下落相場で陰線の後に、下に陰線が現れ窓を空けると、売りが強く、さらなる下落へのサインとなる。

上に窓を空けたもの

下に窓を空けたもの

　　　

星

大陽線の後に上に窓を空けて、小陰線や小陽線や十字線が現れたり・・・
大陰線の後に下に窓を空けて、小陰線や小陽線や十字線が現れたりしたもの。
さらに、その後に現れるローソクで上昇か下落かを判断する事が多い。
星の後に、星の高値より上の引値のローソクが現れたら買い、星の低値より下の引値のローソクが現れたら売りなどと判断する（絶対ではありません）。

上に窓が空いた星

　　　
下に窓が空いた星

三川宵の明星（酒田五法）・・・売りサイン
星が十字線の時は三川宵の十字星、星が上ヒゲのみの時は三川宵の流星などとも呼ぶ。