るいとう(株式累積投資)



「今回は累投(るいとう)、株式累積投資というものについてです。累投(るいとう)では、プチ株のようにミニ株より小さな単位で株を買い足して行く事が出来ます。具体的には、1株や10株といった株数ではなく、毎月1000円ずつや10000円ずつといった定額で積み立てて株を買い増ししながら購入していく方法です。
この場合、購入数が0.5株などという場合もあるので、1株が最低購入単位のミニ株などよりもキメの細かい購入が出来ますが、ミニ株と同じように、証券会社によって購入出来る銘柄も限定されています。」


「累投(るいとう)だと、ミニ株より小さな単位で積み立てながら、株式の購入をしていく事が出来るのですね。」


「はい、そうです。ただ累投(るいとう)では、毎月決まった日に決まった金額で指定した銘柄を買い足していくのが決まりになっているため、取引というより定期預金や個人年金の積み立てに近いものになります。つまり好きな時に好きな金額で売買取引をしていく事は出来ません。
ただ買い足していって、積み立てた株が単元株に到達した時は、通常の株と同じように通常の取引で好きな時に売る事が出来るようになります。
また累投(るいとう)の株式名義人は、株式累積投資共同買い付け口というものになります。」


「累投(るいとう)のメリットは何かありますか?」


「メリットをあげますと、主に2点あげられます。
先ずかなりの少額からほしい株を購入出来る事です。次に長い年月をかけて徐々に積立購入する事で、株式購入のコストを平均化出来る事です。
反対にデメリットとしては、累投(るいとう)は原則ネット証券ではあつかわれていません。そのため野村證券などの大手証券会社の支店取引のみとなっていて、購入手数料も高く、年間数千円の口座管理料を取られる場合も多いところがあげられます。また株主優待も受け取れません。
メリット・デメリットありますが、1株にも満たない0.1株などの小数点単位から株の購入が出来るのは、他にはない累投(るいとう)の魅力の一つです。」

次回は、プチ株などの単元未満株投資についてです。
株式入門目次

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