つみたてNISA



「今回は、前回のNISAよりさらに少ない資金から投資が出来る、2018年1月に始まった積立(つみたて)NISAというものについてです。」


「つみたてNISAは、前回のNISAとは違うのですか?」


「はい。今回のつみたてNISAは前回の一般NISAとやや違っていて、異なる点がいくつかあります。まず前回の一般NISAの非課税枠が年間120万円までの上限なのに対し、つみたてNISAの年間非課税枠はそれより少なく40万円の投資までになります。また一般NISAが株や投資信託に投資出来たのに対し、つみたてNISAは国が定めた基準をクリアした投資信託のみが投資対象になります。つみたてNISAは、そのため株の売買のような取引型の投資は非課税対象にならず、投資信託を対象とした積立方式のみが非課税投資対象になります。
また長い期間の積立型投資を対象としているため非課税期間も一般のNISAが5年なのに対し、つみたてNISAは20年と期間は長くなっています。」


「つみたてNISAは投資信託のような長期投資を対象としているのですね。」


「はい、長期の投資を対象にしています。また非課税の期限も、一般のNISAは2023年までの投資と2027年までの保有が最終になりますが、つみたてNISAは2037年までの投資と2057年までの保有(運用)が最終になります。」


「一般NISAが終わっても、つみたてNISAはまだまだ長く続けられるのですね。」


「はい。また株や投資信託といった投資対象は、時期によって値段の上がり下がりを繰り返しますが・・・
つみたてNISAはコツコツと積み立てていく預金方式のため、投資初心者にとっても始めやすいだけでなく、一般NISA以上の長い年月をかけて徐々に投資信託を購入して積み立てていく方式のため、投資コストも一般NISA以上にむらなく平均化出来るといった利点があります。
また以下が、金融庁のホームページからのつみたてNISA概要図です。」

金融庁HPより、つみたてNISAの特徴
金融庁HPより、つみたてNISA概要

次回は、株式投資と税についてです。
株式入門目次

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