藤井5冠誕生、将棋タイトル戦の格付けなどは?
藤井5冠
2022年2月12日、東京都立川市で行われた第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局で、藤井聡太棋士が勝利をおさめ、史上最年少で5冠を達成しました。
そんな将棋の8大タイトル戦の格付けや歴史などについて、調べてみました。
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歴史的に一番古いタイトルは、名人で江戸時代からありました。
ただ江戸時代までは、世襲の将棋三家から家元として名人になった棋士が、弱くなっても名人の座でいることが出来ました。
昭和12年の第一期将棋名人戦をきっかけに、実力主義でタイトルを奪い合うタイトル戦が始まりました。
以下が将棋タイトル格付け(序列)の概要です。
歴史的に一番古いのは、名人ですが、賞金額で序列が決まるため、一番古い名人よりも、二番目に古い竜王が序列では一番になっています。
歴史が一番浅い叡王の序列も最後ではなく、6番目にあったりします。
ただ、賞金額1位の竜王と長い歴史ある名人は、8大タイトルの中でも別格のようです。
また、竜王戦以外の賞金額は非公表です。
タイトル戦序列(序列=賞金額)
1.竜王(賞金額4000万以上)
2.名人(推定賞金額2000万)
3.王位(推定賞金額1000万)
4.王座(推定賞金額800万)
5.棋王(推定賞金額600万)
6.叡王(推定賞金額300万から600万)
7.王将(推定賞金額300万)
8.棋聖(推定賞金額300万)
タイトル戦歴史
・名人戦(昭和12年開始)毎日新聞社&朝日新聞社
・竜王戦(昭和25年開始/昭和63年 十段戦から竜王戦に)読売新聞社
・王将戦(昭和26年開始)毎日新聞社&スポーツニッポン新聞社
・王位戦(昭和35年開始)ブロック三紙&二紙
・棋聖戦(昭和37年開始)産経新聞社
・棋王戦(昭和49年開始)共同通信社
・王座戦(昭和58年開始)日本経済新聞社
・叡王戦(平成29年開始)ドワンゴ