「今回は、仮想通貨の種類についてです。仮想通貨は代表的なものをあげると、ビットコインがありますが、他にもリップルやイーサリアム・ライトコインなどいろいろなものがあります。
以下が各通貨の簡単な説明になります。」
ビットコイン
単位はBTCで、発行上限が2100万BTCに設定されている。一番メジャーで代表的な仮想通貨。ブロックチェーンと呼ばれる技術を元に開発されている。
価格の推移
2008年発行時 1BTC=0.1円未満
2013年1月 1BTC=約2000円 同12月 1BTC=10万円以上まで上昇
一時期、1BTC=200万円を超えたが、1BTC=50万円前後まで落ち込むも・・・
2020年6月現在 1BTC=100万円前後を推移
イーサリアム(アルトコイン)
多くの世界的な大企業が、イーサリアム技術の研究開発に携わっている。またビットコインと同じく、ブロックチェーン技術を元に開発された仮想通貨。決済スピードはビットコインよりも速い。
他にはスマートコントラクトと呼ばれるAIによる契約自動判定システムを持つのも特徴。
価格の推移
2013年から2014年の発行時 1ETH=30円未満
2020年6月現在 1ETH=2万円前後
リップル(アルトコイン)
国際送金専用の仮想通貨として、日本国内外の金融機関に注目されている仮想通貨。ブロックチェーンとは異なる独自の分散型台帳技術を元に開発されている。
決済スピードが他の仮想通貨(暗号資産)に比べ圧倒的に速い。
価格の推移
発行以来、価格変動が激しく、2017年には年始に1円まで落ち込んでいた価格が年末には300円近くまで上がった。
ライトコイン(アルトコイン)
ビットコインから派生し、その欠点を改善する事で出来た仮想通貨。ビットコインより送金スピードが速く、またビットコインと同じように発行上限枚数が決まっており、その発行上限予定の枚数は約8400万枚となっている。
ネム(アルトコイン)
プログラム言語JAVAで開発された仮想通貨。流出事件が起きた事でも有名、ただ流出はネム自体の問題ではなく、当時のコインチェックでの管理体制に問題があったために起きたもの。仮想通貨のシステム名はネム(NEM)、通貨名と通貨単位はゼム(XEM)。
モナコイン(アルトコイン)
ライトコインを元に生まれた日本誕生の仮想通貨。また巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で有名なキャラクターを元に名付けられ、誕生した仮想通貨。取引処理のスピードなど、高度なスキルと技術で開発されている。
BAT(アルトコイン)
ベーシックアテンショントークン。イーサリアムを基盤に作られた仮想通貨(暗号資産)。仮想通貨販売所での購入ほか、Braveというブラウザを利用して、広告配信などを受け取ると、その対価としてBATを取得する事も出来る。
日本では決済法の制約を受けるため、BAT自体ではなく、実質BATと同一のBATポイントを広告閲覧対価で得ることが出来る。
またBATを広告配信で得られるBraveブラウザのユーザは現在世界中で急増している。
次回は、仮想通貨の取引についてです。
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