為替相場の変動要因



「今回説明していくのは、為替相場の変動要因についてです。つまり、どんな理由で為替の価格が変動するのかを説明していきたいと思います。」


「よろしくお願いします。」


「では、説明を始めたいと思います。円と対外通貨との関係において為替価格が変動していく大きな要因としては、海外との輸出入つまり貿易がまず最初にあげられます。
たとえば、日本から海外への物の輸出が増えた時、海外では日本の商品や製品を買うために日本円の需要が高まります。需要が増えると、日本円は買われる事になり、円価格は高騰し円高になります。
反対に海外から日本への輸入が増えた時は、日本が物の輸入を行う国の通貨、たとえば、日本がアメリカから物を輸入する場合は、アメリカからの輸入品を購入するためのアメリカドルの需要が増え、アメリカドルが円に対して高騰していくので、ドルに対する円価格は低下し円安ドル高となります。
昔は、このような貿易が為替相場に大きな影響を与えていました。」


「昔という事は、今は貿易よりも、もっと大きく為替価格に影響を与えているものがあるという事ですね。」


「はい、インターネット時代、ネット投資時代の今は、昔よりもはるかに投資人口が増えています。また世界的に、海外の株や投信などに投資する人もどんどん増えています。
現代ではそうした…国を超えた株式取引や為替取引といった金融投資そのものが、貿易以上に為替変動に大きな影響を与えるようになっています。
たとえば日本の金利がアメリカの金利を超える時や、日本の株式市場がアメリカの株式市場よりも大変好調な時などは、金利の良い日本円や好調な日本株を購入するために、往々にしてアメリカドルが売られて日本円の需要が増加したりします。
その場合、為替相場は円高ドル安へとシフトして動いていきます。また反対の時は、円安ドル高へと価格が変動します。
今ではこうした金融投資が為替に与える影響が国際貿易よりもはるかに大きくなっています。また他には各国の経済指標発表や中央銀行発表なども為替の価格に大きく影響を与えます。」

【為替価格に影響を与えるもの】
・ 貿易の増加による海外通貨の需要増加
・ 株などの海外金融取引による海外通貨の需要増加
・ 各国の経済指標発表や各国の景気状況
・ 各国の政治的状況
・ 各国の中央銀行発表
など

次回は、FXの取引時間およびFX取引と税についてです。
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