FXの取引時間およびFX取引と税



「今回はFXの取引時間と税金についてです。」


「今回もよろしくお願いします。」


「はい。まず最初に時間の方から説明していきたいと思います。またFXの取引時間については、国内のFX会社の取引時間で説明していきたいと思います。
国内のFXの取引時間は、各FX会社によって微妙に異なるのですが、だいたい月曜の朝7時から土曜の朝7時前後になります。その間、休みなく24時間取引が出来ます。そのため株取引などとは異なり、昼間に仕事がある会社員などでも、夜間に取引が出来ます。」


「株の取引は、8時5時には終わってしまっていて、会社勤めだとデイトレみたいな取引なんて全然出来ないですもんね。FXなら夜間などにデイトレも出来ますね。」


「はい、会社勤めでも帰宅後の夜間に取引出来るのが良いところですよね。そのようにFXの取引時間はほぼ常時となっていてかなり融通が利きます。
次に税金の話になります。国内FX会社での利益は税率一定の雑所得になります。その税率は一律に約20%となっています。
税の支払いに関しては、サラリーマンなどの場合、FXの利益が年間20万に満たなければ、税金は不要です。それを超えたら、確定申告と納税が必要です。自営業者や主婦などの場合、年間のFX利益が38万を超えたら、確定申告をして税金を払う必要が出ます。海外のFX会社であげた利益は、同じ雑所得でも累進課税方式になっているため、利益に対する税額計算で使うのは給与所得と海外FXの利益を足したものになります。

例としますと・・・(2019年9月時点)
海外FXの利益が100万、給与が現金支給のみで年給与総額が400万円の時、給与所得控除は134万となり、給与所得は400万から134万を引いて、266万になります。
そして給与所得と海外FXの利益を足した366万が、海外FXの利益に対する税金を計算する時の基準所得になり、以下の税率の表を参考にすると・・・
366万は、330万から695万の間になり、366万に30%をかけて427,500円を引いた670,500円が海外FXの利益100万に対する所得税となります(他に課税所得に対して、10%の住民税がかかります)。」


「海外FXの税金は高いですね・・・」


海外FX会社の利益の税率
(給与所得者:年間利益20万以上の時、主婦や自営業者等:年間利益38万以上の時。累進課税のため以下の所得は給与総額から給与所得控除を引いた、給与所得と海外FXの利益を足した金額になる=給与所得者。)
195万円以下 15% 控除額0円
195万超から330万円以下 20% 控除額97,500円
330万超から695万円以下 30% 控除額427,500円
695万超から900万円以下 33% 控除額66,000円 
900万超から1800万円以下 43% 控除額1,536,000円
1800万超から4000万円以下 50% 控除額2,796,000円
4000万超 55% 控除額4,796,000円

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