値上がり益、株主配当、株主優待



「ところで…株をやる上でのメリットや株で得られる利益って、どんなものがありますか?」


「株をやる事で得られる利益やメリットを具体的に挙げてみますと、値上がり益・配当・株主優待といった3つの利点(利益やメリット)があります。
まず最初に値上がり益ですが…
値上がり益とは、会社が利益を上げる事で会社が大きくなり、それにより持ち分としての株式も価値が上がり割安になる事などで株の需要が上がります。
そして市場での株価も上がります。そうすると、買った時より高い値段で株を売る事が出来ます。そのように、株を買った時(投資した時)よりも高い値段で株を売って得られる利益を値上がり益と言います。」


「買った時より高く売れるのは良いですよね。安く仕入れて、利益を付けて売る物の販売のような事が出来るのですね。」


「はい。値上がり益は、株で得られる利益の中でも比較的大きいものなので、それを目的に株投資をする投資家も少なくないです。
次に配当は、利益が出て会社が大きくなった時などに株を売ったりせず保有し続けて、その保有している株の分、つまり保有している会社の持ち分に該当する分の利益分配を受け取るものです。
配当と利子は似ているのですが、それぞれの特徴や違いについては、また別の機会(配当と利子の違い)に話したいと思います。」


「配当というと、イメージ的に利子みたいな感じですよね。」


「はい。配当と利子は似ているのですが、明確な違いがあります。先ほども申し上げましたが、そこのところはまた別の機会に話したいと思います。
そして最後に、株主優待というものについてです。
株主優待は、会社に利益がある時の特典のようなもので、レストランチェーンの銘柄の株を持っていたら食事券やレストランの料理をインスタント食品にしたものなどがもらえたり、家電量販店の株を持っていたら、その家電量販店専用の商品券などを配当と一緒にもらえたりなどします。
株主優待とは…会社から株主に対する感謝の品やおまけのプレゼントのようなものですね。」

【2019年 株主優待】
一例です。
アクシーズ(1381)・・・鶏肉加工食品詰め合わせ
ミサワホーム(1722)・・・住宅価格とリフォーム代金の割引
ダイドーグループHD(2590)・・・3000円分の自社製品詰め合わせ
くら寿司(2695)・・・食事券(2500円から)
ビックカメラ(3048)・・・買物券(1000円から)
コメダHD(3543)・・・コメダ珈琲店専用電子マネー(1000円相当)
高島屋(8233)・・・株主優待カード(10%割引)
GMOインターネット・・・GMOくまポンギフト(2000円相当)ほか

次回は、値上がり益について、もう少し話したいと思います。
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