危ない銘柄を見抜く!?



「今回は危ない会社を避けるための目安となる自己資本比率について説明したいと思います。」


「危ない会社を見抜く目安ですね?」


「はい、そうです。最初に会計上の資産について説明したいと思います。
まず企業の資産には、株主が出資した返さなくても良い企業の資金としての出資金、また出資金などで購入した機械や土地建物などの資産、それだけでは足りない場合、銀行や社債などの借り入れで購入したりしている借金で購入した資産等があります。そして資本金や資本金で購入した持ち分の資産、つまり前者を純資産と言います。借入金や社債などで借り入れた資金、またその借金で購入した分の資産は、借金が払えなければ取られてしまうので、借金(企業自体が返さないといけないローン)を返すまでは、自分のものとはならず負の資産、つまり負債になります。
企業の総資産は、この純資産と負債(負の資産=資金に充てるための借入金や借金によって購入した資産)を足したものになります。」


「負債も資産という考え方になるのですね。」


「はい、その通りです。たとえば、ローンで買った自動車を総資産に例えるなら、ローンを返済した分の持ち分は純資産、まだ払っていない分は負債になり、これも純資産(自分の持ち分)と負債(ローンを組んだ銀行や自動車販売会社などの持ち分)の2つの部分で自動車が成り立っている事が分かるかと思います。
150万円の自動車で、100万円返しているなら、その自動車の総資産比率のうち、100万円分は純資産で自分の持ち分、50万円分はローンを組んだ銀行や自動車販売会社などの持ち分になり、つまり負債という事になりますね。
現実問題としては、自動車でローンを組んだ場合、自動車を担保とした所有権留保特約付き売買という形の契約となって、ローンを全て払い終えるまでは、買った人ではなく自動車販売会社が所有者となっていますが(ローンを払い終わったら、自分を所有者とした所有権の移転登記が出来ます)。」


「話がそれましたが、そうした企業の総資産に対する純資産の割合を自己資本比率、または純資産比率と言います。計算式は、以下の通りです。

自己資本比率(%)=純資産/総資産×100
*純資産=総資産-負債

上記の自己資本の比率が、50%以上なら大変優良な企業、30から40%台なら安心出来る企業、20%以下だと危ない企業だと言えます。」


「20%以下は危ないのですね。」


「ただ全ての業種に当てはまるのではなく、銀行は預金という借金を運用するのが仕事のため、借金の比率が高く、平均して自己資本比率は10%台ですし、鉄道や不動産業も業種自体の特殊性から自己資本比率が平均して20%未満になっています。
銀行、不動産業、鉄道を除くと、自己資本比率20%以下は危ない会社の目安になります。」

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