会社四季報の見方



「今回は株式投資で多くの人が利用する『会社四季報』の見方について説明したいと思います。『会社四季報』は、東洋経済新報社から年4回刊行されていて、上場している全ての企業の様々な情報が網羅されています。
また『会社四季報』での各企業の業績予想は決算短信などで出された各企業自身による会社の業績予想ではなく、株に精通した『会社四季報』の記者達による綿密な調査分析を経た独自の中立公正な業績予想で信頼性も高く、各証券会社でも多く利用されています。
では見方の説明をしていきます。」

四季報より

1.企業名など
1では、全ての上場企業に割当てられる4桁の証券コード・企業名・企業設立日・決算月・上場日(年月)・企業概要などが書かれています。また子会社の連結事業などについても大まかに書かれています。
企業設立日に関しての注意点は、企業合併などがあった場合、合併して新会社が出来た日が企業設立日になっています。また上場日に関しては、マザーズから東証1部へ、東証2部から東証1部へ等の変更があったとしても、最初に上場した時の上場日が記載されています。
最後の海外というのは海外売上高比率を意味します。この例の場合、海外売上高比率77%と海外売上高の比率が高く、自動車製造業が外需主導型である事が分かります。

2.本社住所など
2では、本社住所・従業員数・上場している証券取引所・取引銀行・株主名簿管理人にあたる信託銀行等・企業の上場に関わった幹事証券会社といった企業プロフィールに当たる事柄が書かれています。また企業のホームページのURLなども書かれています。

3.出来事や話題など
3では、黒字赤字・増益減益・コスト増・生産増・生産減・生産中止・新規事業展開などといった該当企業の経営状況や出来事・話題についての要約されたレポートが書かれています。

4.配当(過去の配当実績・将来の配当予想)
4では、過去何年間かの配当実績や今後の予想配当、また予想配当利回りなど、配当重視の投資家にとって重要な事柄が書かれています。
「09.3予」と年月の後に予と書かれている部分は配当予想の部分になります。こちらの予想は『四季報』の記者による独自の配当予想になります。

5.株主
5では、最初に主要株主構成や主要株主の持株比率に関する事項が記載されています。続けて、会社役員の氏名と連結子会社の名前が記載されています。また個人、法人を含めた外国人投資家の持株比率なども記載されています。
(この時点のトヨタ自動車の外国人持株比率は約26%になっています。)

6.業績
「09.3予」と年月の後に予と書かれている部分は、配当予想と同じく『四季報』の記者による独自の業績予想になります。また、こちらも配当の項目と同じように過去何年分かの売上高・営業利益・経常利益といった実績と今後の業績予想などで構成されています。

7.財務
7では、総資産・資本金・利益剰余金・有利子負債・キャッシュフローなどの企業の財務に関した事柄が書かれています。またROEやROAや調整一株利益といった投資指標も確認することが出来ます。この項目では企業の健全性を確認する事が出来ます。

8.資本情報など
株式分割や増資などの資本に関する事柄や、スタンダードプアーズなどの格付け、株式の時価総額の業種順位といった事が書かれています。

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